食事管理指導の実際(50代男性の例)

T Studioです!
以前アップした、食事管理指導の実際についての記事が比較的好評だった様子です。
今回はまた違ったケースについてご紹介いたします。

基本的に、当スタジオでは2〜3日分の食事をメモしてきていただき、また食生活・生活習慣の聞き取りを行い、「この部分をこう変えていきましょう」という改善提案を主に行っています。

事例)50代男性
パンまたはグラノーラ、卵とツナのサラダ、チーズ、コーヒー
ランチは外食中心
夜は奥様の手料理と焼酎ロック200ml

朝食はせめてグラノーラはやめて、できればご飯中心に
ランチは前日の手料理を詰めるなどして、週の半分以上はお弁当に
焼酎200mlを毎日は飲み過ぎなので休肝日を
奥様にお願いし夕飯で揚げ物は避けて頂く
夕飯のお茶碗を小さいものに変え、お代わりはしない

この方は高度肥満の男性で、また食生活を奥様と外食に依存しているため自分で食事管理をすることが難しい方です。飲酒習慣が強く、お仕事の都合上で外食の機会も多いようです。
そのため前回に紹介した女性のように食生活をメニューレベルで出しても、メニューの決定権がないためうまくいきません。

この場合、メニューではなく「習慣的に気をつけること」「自分の工夫で変えられること」をいくつか提示し、生活に取り入れていただきます。
そして「何が実施できたか」「どう工夫できたか」を聞き取りし、必要があればまたフィードバックしていきます。

この方は週に数日、自分で前日の残りを弁当箱に詰めお弁当習慣を実施することで、月に2kgの減量に成功しました。

状況に合わせたアドバイスをすることも、食事管理指導で重要視しているポイントになります。